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断髪フェチ 二章 7 楓

zorba2442

守は楓を落とすために情報収集を始めた。

・・・

「もう交代だぞ!」
イケメンで同い年くらいの男に肩を触られ、そう言われた。

「あ、あぁ、わりぃ・・・」
「なんだよ、あの子がお気に入りか?譲るぜ!」

「は、はぁ・・・」
「あ、俺は黄崎 潤(きさき じゅん)。潤て呼んでくれ!宜しくな!
んーっとな、このイベントはよー、何回か参加してるんだが、レベルが高いんだよなー!
特に今日はレベルが高い!特にあのツインテールの子なんて超ハイレベルだぞ!
今日の主役は間違いなくあの子で決まりだな!」

「宜しく潤!俺は守だ!
なぁ、あの子の事って何か知ってたりしないか?」

「そうだなぁー。
名前は冬月楓。桂高校二年生。
このイベントへは、たまに参加しているらしい。だけど、今迄一度もカップルになった事がない。
このゲーム上、必ず楓も男性を一人選んでるはずだから、そうなれば人気のある彼女なら、カップルになってもおかしくないと思うんだけど。不思議なんだよなー。
だから彼女の目的はカップルになる事じゃないと思うんだ。それにカップルにならないように何かをしているとも思われる」

「何が目的なんだと思う?」

「俺も観察してるんだが、全く見当も付かないな。」

「しかし守よ、楓に惚れたか!?あいつを落とすのは至難の技だぞ!」

(惚れてはないが、そういう程にしておいた方がやり易いかな)

「あぁ、そうなんだ。」

「なら手伝うぜ!俺もあいつの目的が気になるからな」

「しかしどうやって探ればいいんだ?」

「へへ。俺に任せな!俺は実は能力者なんだ。」

「おぉ!一体なんの能力なんだ?」

「サーチ。目標が身につけている物や、皮膚、髪の毛まで、全ての物には情報が詰まっているんだ。俺の能力は、その情報を引き出す事が出来る!もってこいの能力だろ?」

「あぁ、潤、最高の能力だな!それじゃー、早速調べてみてくれ!」

「わかった!任せとけ!まずは小手調べに・・・
サーチ!!!!」

・・・

「・・・なるほど。冬月楓。最後に髪の毛を切ったのは半年前に1センチ程揃えただけみたいだ!しかも、その時のケープ姿は、まさにケープモデルそのものだ!!!」

「え!?・・・」
(こいつまさか、断髪フェチの、ケープフェチか!?)

「お、おう、ってその情報いるか!?」

「重要だろがー!!!!・・・ごほん。
まぁまぁ、小手調べだよ。。。
目的かー。なら、あいつのバッグを調べて見ようか。
サーチ!!」

「どうだ潤!?」

「財布、本、ポーチ、くし・・・
ハサミ!・・・
特に変わった事は・・・
まてよ、手帳がある!見て見よう・・・
ふむふむ・・・
7/14日・・・特に変わった様子なし
7/21日・・・今日も居ない
7/28日・・・怪しい奴が一人、名前を潤という
・・・ん!?目的は・・・俺!?」

「潤、楓に何かしたのか?」

「いや、何も思い当たる節は無いが?」

「8/21日・・・今度は見るからに怪しい奴、名前は美希(みき)
8/28日・・・春子(はるこ)この人が怪しい
9/3日・・・今日は怪しい奴はいない、早く見つけないと時間が無い・・・
9/9日・・・白(しろ)この人が怪しい
9/16日・・・いよいよ来週だ。今までの中に犯人は必ずいるはず」

「犯人?何かの事件の犯人がこの中にいるっていうのか?」

「そうみたいだな。そして俺も容疑者ってわけだ」

「んー、直接きいてみるかな楓に。」

「おう!俺は少し周りを探ってみる」

守は楓に接触した。

「よう、楓。少し話があるんだがいいか・・・。手帳の件なんだけど・・・。」

「!手帳!?なんでその事を」

「それはともかく、楓の目的が知りたいんだ」

「なるほど、君は能力者という訳だね。
僕に興味がないのも納得だね。それなら話してもいいかな、、。
僕が探しているのは、紫という組織!
来週、紫は世界を変える。そして私は紫の幹部に殺される。
僕の能力は、死に戻り、リバイブ。
寿命以外の死を遂げると、関係している事柄の前まで時間がさかのぼり、やり直す事ができるんだ。
僕は、もう同じ時を3回繰り返している。」

「なんだって!紫が!」

「守、紫について何か知っているのか?」

「いや、知らないけど、殺人までするとは・・・」

「やつらは、目的の為ならなんでもするんだ。守、貴方の能力について教えて欲しい」

「僕の能力は時間を止めるストップ、時間を移動するトリップのふたつ」

「守、すごい能力をもってるのね!その能力があれば、もしかしたら・・・!
守、一緒に紫を探してくれないか!?もし。私の目的が叶ったら、貴方の望みをなんでも一つ叶えてあげるわ!」

「マジで!・・・ごほん、わかった、楓の為に協力しよう!」

「ありがとう守!」

「守!」
黄崎 潤が近づいてきた。

「黄崎 潤」
楓が身構えた。
「守、黄崎 潤はもしかしたら紫の一員かもひれない。注意するのよ。それと、わたしの目的は秘密にしておいて」

「分かった・・・」

「守、楓の目的はわかったか?」
黄崎 潤が耳元で囁いた。
「いや、わからない」

「そうか、分かった、また他を探ってみるよ」
黄崎 潤はその場から立ち去った。

「容疑者は大体目星がついてるの。
男性だと、連(れん)、白(しろ)、そして黄崎 潤、
女性だと、美希(みき)、春子(はるこ)、この中に必ず犯人はいる!」

「とりあえずひとりずつあらってみるか!とりあえず連から探ってみるよ」

「うん、わかった」

守は楓と離れ、連の様子を伺った。

連は、茶髪のカールがかったロングヘアーの女性と楽しそうに話している。

ロングヘアーの女性が、なんだかウトウトし始めた。

「ん!?まさか睡眠薬!?」

「どうしたんだい?眠くなったのか?」
連が女性に問いかけている。

「はい、なんだか急に眠気が、、、飲みすぎかしら?」

「ホテルはこの近くなの?送ってくよ」

「ありがとう、お願いね」

連と女性が外へ出て、タクシーでホテルに向かった。

守も別のタクシーに乗り、あとをつけた。

連と女性がホテルに着いた。
どうやら女性は眠ってしまったようだ。

バレないように後をつける。

連がホテルの部屋の鍵を開けた瞬間。

「ストップ!」

守は部屋のベット近くのクローゼットに身を忍ばせた。

連は、女性をベットに横にさせ、何やらバックから何かを探しているようだ。

「は、ハサミとバリカン!?」

連はバックからハサミとバリカンを取り出し、寝ている女性の髪の毛をクンクン嗅ぎ始めた。

「おぉー!このカールがかったロングヘアーがたまらないなぁ!」

連は巻き髪を自分の逸物にくるくると巻き、髪コキを始めた。

コキコキコキコキコキコキコキ・・・

左手でコキコキしながら、右手にハサミを持ち、コキコキしている巻いた髪を勢いよくバッサリ切り落とした!

ジョキッ!

コキコキ・・・

パサーッ

また、別の髪を逸物にくるくると巻き、コキコキしてはハサミでジョキジョキ切っていく。

連は満足そうな顔でコキコキしては切ってを繰り返した。

そして、バリカンを取り出し、さらにコキコキし始めた

コキコキの根元にバリカンを突きつけ、スイッチオン!

ヴィィィィーーーーーン

と、大きな音を響かせ、コキコキの反動を利用して、髪の毛を刈り取っていく。

巻きつけた髪の毛が頭から離れたら、また別の髪の毛を巻きつけてコキコキしながらバリカンを滑らせ、どんどん刈り上げていく。

連の興奮はマックスに達して、さらには女性の髪の毛が坊主頭へと変貌した、その時、連は坊主頭に向けて発射した。

満足気な顔を見せ、そのままホテルを出て行った。

ベットには丸坊主の女性。

守は、クローゼットからでて、坊主頭に逸物を擦り付けて、シコシコして、頭に発射した。

「連、あいつはただの変態だな。能力もつかってないし、紫とは関係なさそうだな。」

守はホテルをあとにして、会場に戻って行った。
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Posted byzorba2442

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