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断髪フェチ語 第一章 (9) ザナルトーン本部へ

zorba2442

一同はXcafeについた。

「そういえば、パーティーシート初めてだなー」

「そうね、私もだわ!」
「私もですのっ!」

「何だかワクワクするな!」

「ワクワクドキドキですのっ!」

「でも、そのキラって人、XWorldにログインしてるのかしら?」

「はいっ! ギルドのイベントをしている日なので、いるはずですのっ!」

「そう、なら急ぎましょ」

「はいですのっ!」

「いくぜ」

「おぉー!!」

「Xスタート!!!!!!」

守達はXWorldにログインした。

「よし! キラは何処にいるんだ? ゆい」

「こっちではピクですのっ!」

「あぁ、そうだった、ごめんごめん、ゆい」

「もぉ~っ」

「はははっ」

「遊んでる場合じゃないわよ!
キラを探しましょ!」

「はーい」

「師匠なら、ザナルトーン本部にいると思いますのっ」

「なら、ゆい、案内してくれ」

「わかりましたのっ、ザナルトーン本部へはララの滝を越えないといけないですのっ」

「ララの滝越えるって事は皆レベル15は無いとキツイわね」

「15かー、今12で、優子が14、ゆいが1かー。
って1かい!」

「通常プレイヤーに戻ったので、レベルは1からですのっ」

「厳しいわね
ゆいちゃんは後衛だからレベル低くても平気だけど、守は盾兼アタッカーだから15、せめて14の挑発スキルは欲しいところね」

「だったら、ララの滝入口付近で少しレベル上げしようか」

「そうね、その方が無難ね」

「がんばるのっ!」

一同はララの滝へ向かった。

ララの滝
小動物モンスターララの住処。
ララは体力、攻撃力、防御力はないが、群れで襲ってくる習性を持っている。
そのため冒険者の間では盾役をバーティーに入れるのが常識になっている。
ララの滝の奥地にはララの巣があり、BOSSのララキングという怪物が住み着いている。

「最悪ララキングに出会ったら、守のストップでどうにか逃げきるわよ!」

「任せとけ!
XWorldだとストップは出来て3回ってところだな」

守達はララを倒しながら経験値を稼いだ

「ララの群れはしんどいな~」

「でも、大分慣れてきて戦いやすくなったわね!」

「はいですの、わたしもレベル7になってケアを覚えましたのっ」

「そろそろ俺も14なるな」

「キュイッ!」
ララが愛くるしい顔でこちらを見つめている。

「くそ、まだ回復しきってないのに、また来たか!」

「なんだか様子が変ですのっ!」

「キュイーッ!」

「なんだか悪いモンスターには見えないわね・・・」

ララが優子を見つめた。

「もしかして仲間になりたいのかしら?」

ララが首を上下にふった。

「よくわからないけど、可愛いから連れていきましょ☆
そうねー、名前はキュイにしましょ!
キュイキュイ鳴くから!」

キュイが仲間になった。

ララとの戦闘でぼろぼろになりながらも守がレベル14、優子がレベル15、ゆいがレベル8になった。

「よーし、これで先進めるな!
ララキングに合わないよう、気をつけて行こう!」

「そうね! いきましょ!」

守達はララの滝のザナルトーン本部側についた。

ゆいが遠くの城を指さして言った。
「御主人様、優子様!
あそこがザナルトーン本部になります!」

「おー!あれがか!
てかデカ過ぎだろ!
城とか、なに?キラって王様!?」

「ギルドも大規模になると本当に国よね、私も見るの始めてだけど、ここまでとは・・・
何だか緊張してきたわ」

「大丈夫ですのっ、キラ様は優しいお方ですのっ」

「でも注意が必要よ、ここからは禁断魔法の能力者がいっぱいいるって聞くわ!
見つかったらPKもあり得るし、危険感じたらすぐストップ使って逃げなさい!」

「逃げなさいって、優子もゆいもいるんだし、置いて逃げられないだろ。
その時は、皆連れて逃げる方法考えるよ」

「まったく・・・
さて、行きましょ!
ザナルトーン本部へ!」

ザナルトーン本部
XWorld最大級ギルド
参加人数2000人を超え、
禁断魔法所持者は推定100人近いと言われている。
本部へは門番がいて、許可書がないかぎり入ることすら許されない場所である。

「お前達! 何ものだ!
許可書を見せてもらおう!」

いかにも強そうな門番二人が睨みつけながらこちらを見つめている。

「あ、あわわわわ〜
は、はい、許可証ならあります」

ゆいは許可証を渡した。

「ピク。
確かに受け取った。
その物達は?」

「はい、私の友達の守様と優子様ですのっ。
今日はキラ様に用事があって来ましたの」

「ふむ、はいってよし!」

門番はとびらを通してくれて、案内の人をよこしてくれた。

「キラ様は円卓の間で、ダンジョン攻略の打ち合わせをしている所でございます」

「巨大ギルドとなると打ち合わせとかやるのかー・・・。
なんだか本格的だなー」

「つきました。こちらが円卓の間でございます。
今キラ様をお呼びします」

「なんか緊張するわね」

「どんな奴なんだろ」

円卓の間の重い扉が開かれた。

そこには軽装の白い鎧で身をまとい、
髪の毛は長く肩につき、流す感じで、目に物凄い力をもったイケメンの騎士がいた。

「キラ様っ!」
ゆいが飛びついた。

「ピク、久しぶりだな
元気にしていたか?」

「はいですのっ
お師匠様、お久しぶりでございますの」

キラはニッコリと微笑んだ。

「今日はなにか用事があって来たようだね、お連れの方達は?」

「守様と優子様ですの、
私の友達ですのっ」

「そうか、それは失礼した。
改めてまして、ザナルトーン、聖騎士団一番隊隊長のキラと申します」

(すげーオーラでてんなー、大物はやっぱちがうな)

「は、始めまして、優子と申しますキラ様♡」

(あーあー、完全に虜になってるな優子のやつ)

「宜しくね、優子さん」

「はいっ!」

ゆいはキラに今までの経緯を説明した。

「なるほど、ステルスの能力者か。
それは厄介だな。
禁断魔法を解除するには、禁断魔法にあった解除魔法が必要になる。
ステルスだと、変化系禁断魔法だからイレースが必要になる」

「それって簡単に手に入れられるものではないですよね?」

「そうだね、今の君達のレベルだとまず無理だろうね」

「そうですかー」

「しかし、何でそこまでしてステルスを阻止したい?君達には直接関係の無い話に思えるが?」

「・・・。
乗りかかった船と言いますか、
たまたま現場にいあわせたのもありますが、禁断魔法についてもっと知りたいっていうのがあるかもしれません」

「うむ、だが禁断魔法について知ってどうする?」

「それはー・・・。」

「君の場合、特別な事情がありそうだね。
ちょっと、守君だけこっちへ来てもらってもいいかね?確認しておきたい事がある」

「は、はぁ・・・」

キラに部屋へと案内された。

「くつろいでくれたまえ」

「ええ」

「単刀直入に聞こう、禁断魔法を悪用したいと考えていないか?」

「・・・・。」

「答えはYESといったところか」


「・・・・。」

「私は、私の正義の為にこのギルドを作り、悪を退治してきた。
今はまだ小さな悪事かもしれんが、この先君達が正義の為にのみ力を使うとは思えない。
悪いが、君には居なくなってもらおう!」

(なんかやばいぞこいつ!に、逃げるか!あいにくストップはまだ使えそうだ)

ストップ!

時が止まった。

(とりあえず優子達を連れて逃げるぞ!)

「何処へ行くんだい?守君!」

「何!!なぜキラがいる!!
くそっ、禁断解除か!!」

「私にはそんな小細工通用しないぞ!

デリューション!!!!
小さな悪魔よ!妄想の中で生き続ければいい!!!!」

「うわぁぁぁぉぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
デリューションにより、守は妄想の世界に閉じ込められた。

「いって〜!
キラの奴、何やりやがった!
こ、、ここは、、?」

「守君、大丈夫かね?」

「キラ!てめぇー!!」

「何かあったのかな?」

「何かあったじゃねーよ!いきなり襲ってきたのはそっちだろ!」

「何を言ってるんだね、君はいきなり倒れたんだよ。
何か悪い夢でも見てたのだね」

(あれ、俺は何をしていたんだろう。
なにかをしにここへ来たはずだけど、どうしても思い出せない。
それに何で俺はキラ様に対して怒ってるんだろう)

「守!?大丈夫?心配したわよ」

「あ、あぁ優子、大丈夫だよ」

「良かった、本当に心配したんだからね!」

優子は涙をポロポロ流しながらこちらを見つめている。

「な、なんだよ優子、大丈夫だって、そんな泣かれると」

「本当良かった、、、」

優子は守に抱きつき、そっとほっぺにキスをした。

「ちょっ、優子、何してんだ‼」

「何って、キスじゃない。
恥ずかしい事言わせないでよ。
いつもしてるでしょ」

「え!?
あ、あぁそうだよな」
(何だ?この違和感は?)

優子は不思議そうな顔でこちらを見ている。

「さぁ、守。もう遅いし帰りましょ」

「あ、あぁ。
何かを忘れているような、、、」

「ヒルナンギス南までキラ様が飛ばして下さるみたいだから、そこからシリス村まで歩きましょ。
ゆいも疲れたでしょう、歩ける?」

「はいママっ。歩けますのっ」

「それではキラ様、ありがとうございました。私達は行きますので」

「気を付けて帰るんだよ。
テレポート!!」

「はい!」

守達はヒルナンギス村へ飛ばされた。

違和感を感じながらも守はシリス村へ向かった。

「な、なぁ優子。
俺達夫婦だよな?
そしてゆいが長女」

「そうよ守!大丈夫?
やっぱり突然倒れたからまだ記憶が曖昧になってるのね。
今日は帰ったら早めに寝ましょう」

「あ、ああ」

守達は帰宅し、守はすぐに休んだ。

そして次の日。

「守、おはよう♪」

「あぁ、おはよう」

「もう頭はスッキリした?」

「ああ、もう大丈夫だよ」
(違和感は消えないけど、あまり優子に心配かけるわけにはいかないな)

「守、今日もお仕事頑張ってね」

「パパ、お仕事頑張ってなの〜っ」

(さて、今日は刈りにいく日だったな。
手頃な女性はいないかな〜)

守は刈りする為にシリス草原で女性をさがした。

ヒューマンの女性2人組が現れた。

モンスター(セミロング)
セミロングヘアー、茶髪、おとなしそうでお嬢様タイプ、目が大きく、胸も大きい、身長は160cmくらい、痩せ型

モンスター(ショートヘア)
ショートヘア、黒髪、活発そうで、健康的、目が大きく、胸は小さめ、身長165cmくらい、がっちりしている

(セミロングの子から刈るかな!)

守はハサミを右手に構えた。

左手で、セミロングの子の左手を握り、右手で断髪の構え。

セミロングの左側の頭にダイレクトにハサミを忍ばせ、一切り!

バサァァァァアーーーーー!!!

1hit!!

髪束がごっそり地面に落ちた。

すかさず左手で後ろ髪を掴み、もう一切り!

ジョキッィィィ!!!!!!

ジョキーーーーー!!!

3hit!!

セミロング女性はTotal80cmのダメージ。

守はセミロングからすこし離れた。

(あと20cmてとこだな、
バリカンで仕上げるか!)

守は装備をハサミからバリカンに変えた。

セミロングは動揺している。

「いまだ!!」

ブイイィィィーーーーーンンン!!!

逃げるセミロングを押さえつけ、剃るをおこなった。

みるみるうちにセミロングは落ち武者ヘアーになった。

セミロングはTotal100cmのダメージ。

セミロングは逃げて行った。

「次はショートヘアだな、バリカンDXで一気にいくかな!」

守はショートヘアにケープを投げつけた。

ショートヘアは麻痺して動きが止まった。

「いくぜぇーーーー!!」

ビュイイイイーーーーーーーンンンン!!!!

バリカンDXがうなりをあげている。

バリカンをショートヘアの額にあて、ゆっくりと後頭部に向けて動かした。

ジョジョジョジョジョジョリジョリジョジョジョジョリリーーーーーンンンン!!!!!!!!!!!

1,2,3,4,5, 6,7,8,9,10,11,12,13,14................100hit!!!!!!!!!!!!!

total200cmのダメージ!!

オーバーキル!!!!!!!

!!!!!!!丸坊主!!!!!!!!

ショートヘアは倒れた。

守は50の経験値と100ジョリー、300cmの髪束を手に入れた。

(なかなか稼げてるな!)

ツインテールが現れた。
ツインテール、ほどくとロングヘア、
細身、身長158cm、黒髪、胸大きめ

(お、ツインテールか、ついてるな、しかも長めのツインテールか!
一気にいくぜ!
結んである髪の毛だからハサミ二刀流でいくか!)

守は両手にハサミを持った。

「いくぜぇぇー!!!!」

ツインテールの結び目に両方のハサミをおき、一気に切りつけた。

ザァァァキィィイイイィーーーーーーーンンンン!!!!!!!!!

右のツインテールが切り取られ空中に飛ばされた。

パサァッッ!!

右ツインテールが地面に落ちた。

60cmのダメージ!!!

右ツインテールがなくなり、ツインテールは半分おかっぱになった。

ツインテールはバランスを崩し、倒れた。




(ちょっとハサミも耐久度が減ってきて切れ味悪くなってきたから、後で道具屋よるかな)


守は40の経験値と60ジョリー、60cmの髪束を手に入れた。

「今日の刈りはこれくらいにしておこう。
ささ、道具屋行って帰ろう」

つづく、、、、

次回、守の妄想世界での生活がまだまだつづく!いったいどんなことが起きるのか!?
  • 断髪フェチ語 第一章 (10) 妄想世界



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